初中級者にこそ知ってもらいたい! 歴史に埋もれた名譜面15選

この記事は #maimai10周年ブログリレー 参加記事となります.

 

〇はじめに

  はじめましての方ははじめまして.とある長野県という田舎でmaimaiをやっています,いくら~と申します.とあるフォロワーに「陰湿譜面を投げる老人」と言わせしめるほど,昔の頃の癖強譜面が大好きな人間です.今回はそんなおじいちゃんが,今まさにmaimaiを上達しようと頑張っていらっしゃる皆様に向けて,「年寄りの知恵」を勝手に講釈垂れる記事となっております.

  さてここからは少し真面目に.この記事は,節目の年を迎えこれまでのmaimaiの通時的な歩みに注目が多少高まることも見こし,今では影が薄くなってしまったが初中級者でも十分触れる価値のある譜面を,昔の譜面大好きな私が独断と偏見でピックアップし,その魅力,練習するべき箇所を中心に語っていきます.とはいえあんまりたくさん挙げても書くこちらも大変だし読む皆さまも大変だと思いますので,15個に厳選して紹介いたします(これでも大分絞ったんです…)

  今回の選定対象はmaimai PiNKまで,としました.理由なのですが,私の中でmaimaiというゲームを決定的に変えたと考える事件が2つ,この時期に発生しました.それが「mai-Starの引退」及び「Glorious Crownの登場」です.この点を詳しく語ると本筋から外れてしまうので今回は割愛しますが,私はこの2つの出来事はmaimaiの譜面の方向性を大きく変えたと思っています.なお,語弊のないよう申し上げておきますが,PiNK以前の譜面が好きだからと言ってそれ以降の譜面傾向が好きでない,嫌い,という意味ではありません.双方ともにそれぞれの良さがきちんとあることを私は十分に認めています.私は昔の譜面に思い入れがあり,そちらのコンセプトにより惹かれる人間として育った,というだけのことです.念のため.

  最後にもう1つだけ前置きを書かせてください.実は私は以前,YouTubeに初中級者向けのオススメ曲を紹介する動画を全3パートに分けて投稿しているのですが,今回の記事ではここで紹介した曲は除外し,この動画で語らなかった譜面についてお話します(ここで紹介した譜面の中には改めて語りたい曲もいっぱいあります).なお,動画のリンクを貼っておくので興味があればご覧いただきたいのですが,この動画は界隈で賛否両論ありました.

 

youtu.be

 

youtu.be

youtu.be

実際のところ,この動画で紹介している譜面のラインナップは,私の思想,つまり昔の譜面好きの性格が色濃く出ています.そのため,現代では練習譜面としてそぐわない譜面も多く含まれているのではないかという批判が少なからず存在しました.実のところこの動画を作った私自身も,ここでの紹介曲は「ちょっとやりすぎたな」と今は反省していますし,またいずれ改訂版を作りたいなと思っています.とはいえ,2年前の私が良いと思って紹介している曲たちであるのもまた事実ですので,今回はここでの紹介曲は割愛し,よりコアな曲を紹介いたします.

  さて,ではここから本題に入ります.今回の紹介譜面は先述の通り,初中級者にも触れてほしいという観点から選定しました.そのため,UNiVERSE PLUS基準で13以下の譜面とし,その範囲内で難易度を☆~☆☆☆☆☆までの5段階に独自の基準で分けてみました.また,ロストワンの号哭など紹介せずとも自発的に触れる人が多そうな曲は入れていません.以上を踏まえ,是非ご自分の実力に合わせて気になった曲をチェックしてみてください.

 

「☆」:初心者にもオススメ.むしろ初心者にこそやってほしい

・ZIGG-ZAGG(maimai/niconico&ボーカロイド

今回紹介する曲の中ではぶっちぎりで1番やりやすい譜面でしょう.この曲の魅力は何といってもPV合わせの配置です.この曲のみならず,特に初代~GreeN PLUS頃までのボカロ曲は,「踊ってみた」のPVがついている曲が多くあり,譜面もそれぞれのPVでの動きを意識した配置が多く存在します.そのため,後ろのPVを見つつ譜面を叩くと,踊っている気分になれる…かもしれません.

 

・マリアをはげませ(maimai/ゲーム&バラエティ

昔の譜面はスライドとホールドが厄介というイメージを持たれている方はいらっしゃるでしょうか.実際それはその通りなのですが,この譜面はタップ,特に流しがかなり厄介です.この流しは遅く早グレ・グドが出やすいだけでなく,分業が難しい配置となっていることが非常に多く,厄介さに拍車をかけています.とはいえこの譜面は流し(及び苦手な人はトリル)以外は非常に平易で,むしろ難所である遅い流しに集中しやすいと思います.流しが苦手な方は是非.あと曲がかわいいのが良い,好き

 

・Love You (maimai/POPS&アニメ

陰湿譜面の代表例,まさに真系というのを体現した譜面です.maimaiのホールドに慣れていない方にとっては,初見で地獄を味わうこと必至です.この曲は大きく2つの要素で構成されています.1つ目はホールド終点の不規則性.2つ目はスライドの遅さです.思い入れが特に強いのでちょっと熱く語ります.お付き合いください

  1つ目についてですが,これはやったことがあれば誰もが理解してくれるかと思います.特にホールドを1つ押したまま,別のホールドを押し,後者を先に離す,という配置は現代の譜面ではほとんど見られませんし,終点をきちんと見る癖がついてないと間違いなくひっかかるでしょう.このため,この譜面をやるといい意味でホールドに対して不信を抱くようになり,結果的にきちんと譜面をよく見る習慣がつくのではないか,とも考えています.

  2つ目も経験者ならどこか分かるでしょう.そう,中盤ですね.通常の譜面であれば,スライドは1拍きちんと待ってなぞれば,(よほど速くなぞらない限り)FASTグレを取られることはほとんどありません.しかしこの曲のスライドはほとんど全てビミョーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーに遅いのです.特に先ほど言及した中盤でかなり厄介に作用します.この部分,スライドの始点は2分音符刻みで,つまり次の☆タップを叩く前には1本前のスライドをなぞり始めているのですが,☆タップを叩いた時,前のスライドは2/3くらいなぞっている状態が正解です.このため,他の譜面では起こらない非常に特殊ななぞり方が要求されます.さらにスライドの配置自体も不規則なため,初見は相当地力がついていない限り大混乱でしょう(実際私は今でいう銅~銀レートくらいの実力の頃に投げられて大爆死しました.ある意味真系の虜になった瞬間でもありますが).とはいえこの譜面ができるようになれば,スライドノーツに関してもどのタイミングで終点のセンサーに触れると光るのかを実感できるようになると考えています.

 

「☆☆」:程よく変な譜面.分かれば安定しやすい

・M.S.S.Planet(GreeN PLUS/niconico&ボーカロイド

そもそもmaimaiのスライドノーツは過去2回,種類が増えたことはご存じでしょうか.このうち1回目のGreeN PLUSのタイミングでは,センサーを5つ以上使う長い外周スライドや短い直線/外周スライド,さらにはいわゆるp,qスライドと言われるCセンサー周辺を境に自在に折れ曲がるスライドや稲妻型のs,zスライド,v型スライドが追加され,一気にスライドの種類が増えました.このため,GreeN PLUS期の譜面はこうした第1次追加スライドの練習として最適なのですが,いかんせんまだ時代はGreeN PLUSなので,譜面傾向こそ昔のままスライドの軌道だけ複雑になる,という例も多く存在します.

  閑話休題.この譜面はそんなGreeN PLUS期の中では比較的とっつきやすく,現代にもきちんと受け継がれたタップと一緒にスライドを払う配置が多く登場しますので,その練習には最適です.しかし,それだけでなくタップでスライドを払わない配置も多く存在します.昔の低密度譜面ではこういう(現代人の感覚に照らし合わせると)「歯抜け」な配置が多くあります.しかし,この「歯抜け」によって,スライドをなぞり始めるタイミングが固定されず,自由に各々がやりやすいように譜面を処理する(≒運指の自由度が上がる)のがこの頃の譜面の大きな魅力なのではと最近は考えています.

また,サビにおいて,この難易度帯では非常に珍しくイーチ流しを搭載しており,その練習にも良いでしょう.特にこの譜面の場合,流しすぎると8分間隔で接続する次のイーチを巻き込んでしまいますので,そこも注意点でしょう.

 

・神々の祈り(GreeN PLUS/東方Project

かつて一筆書きスライドの練習と言ったら,で真っ先に挙げられていた譜面です.一筆書きの技術は今でこそ当たり前のように使われており,色んな譜面で練習することはできますが,このブログをご覧になっていただいたみなさんには是非この曲にもトライしてみてほしいなと思っています.譜面としてはGreeN PLUSの新スライドがふんだんに使われており,各スライドの終点把握が非常に難しいのですが,個人的にはAメロがかなり問題児と思っています.というのもイーチの腕の運び方が非常に難しく,絶対の正解がないタイプの配置難になっており,逆にそこが面白いです.さらには,イーチスライドの☆を取った後一度手を全く別のところに動かすという配置が出てくるため,思ったより忙しいです.また,スライドのスピードが中々に不規則です.余程自信がない限りスライドローテーションはON推奨です.

 

LOL -lots of laugh-(PiNK/niconico&ボーカロイド

今回唯一のPiNKからのピックアップです.MSSPlanetのところでお話しした新スライド追加ですが,第2次がPiNKの時です.この時に追加されたのが同始点イーチスライド,Cセンサーを通らずに曲がるスライド(いわゆるpp,qqスライド),別のAセンサーを経由するスライド(いわゆるVスライド),扇型スライドの4つです.またスライドの☆タップをブレイクにすることができるようになったのもこの頃ですね.これらも現在では当たり前のように使われているスライドばかりです.

さてこの譜面はというと,現代にぐっと近づいたPiNKというバージョンにおいて,徹底的に旧世代譜面への回帰を目指している(筆者分析)譜面です.スライドの軌道こそ後半になるにつれどんどんぐにゃぐにゃになっていきますが,要求されていることは真系・超系の低密度譜面とわりと似ています.先ほどMSSPlanetのところで,昔の譜面の魅力の1つとして「運指の自由度」を挙げました.この譜面はスライドの☆タップを取った後,スライドを持ち替えるか持ち替えないかが非常に絶妙なラインになるように調節されています.このため人によってどう処理するかは違いが出るでしょう.またLove Youほどではないですが,スライドが絶妙に遅く,きちんと☆の動きを見ながらスライドを捌く技術も必要です.

 

「☆☆☆」:ヘンテコ譜面に少し慣れた頃にやるとさらなるステップアップが見込める

・時空を超えて久しぶり!(GreeN/ゲーム&バラエティ

私が駆け出しだった頃,PiNKの頃です,当時とても上手かった友達に初めて会った時に投げられた曲の1つで,かなり衝撃を受けた譜面の1つです(ちなみにLove Youもこの時に投げられた思い出の曲です).これはスライドの始点となぞる手を分けるのが推奨される譜面で,分業練習譜面と言えるでしょう.ただ現代の譜面で求められる分業とはやることが少し違いますし,やり方が分かったところでスライドの始点でのタップ巻き込みには気を付けなければならないです.今でもたまに無性にやりたくなる譜面なのですが,そのたびにひやひやしながらスライドを捌いています.スライドの分業は私が大きく上達するきっかけとなった技術で,すごく大切な技術だと思っています.是非挑戦してみてください.

 

・全人類ノ非想天則(GreeN/東方Project

リズムは8分と短めの16分でほとんどが構成されているため非常に単純なのですが,いかんせん配置が非常に悪く後半に行くにつれてどんどん捌きづらくなっていきます.特に16分3連に関しては,某S氏よくここまでパターン色々用意したなというレベルで多彩です.16分3連が音ゲーの基本になる,というのは別ゲーにはなりますが太鼓の達人の夏祭りが強烈に証明しています.このゲームは16分3連というだけでかなりの種類を作ることができるゲームです.是非この譜面でそのレパートリーを増やして地力あげに役立ててみてほしいなと思っています.

 

・YA・DA・YO [Reborn](EXPERT)(maimai PLUS/ゲーム&バラエティ

かつては説明不要譜面だったかと思いますが,これこそまさしく歴史に埋もれた譜面なのかもしれません.最近maimai界隈でこの譜面が話題に上がることは少なくなっているかと思いますが,かつてはこれが攻略できないという一種の「難民」まで存在していた記憶があります.

ご存じない方は是非見てみてほしいです.前半は厄介な縦連を含むリズム難.サビに入ってからはひたすらBPM105という超低速の16分乱打が一切休符を挟まず飛んでくるものすごいクセの強い譜面になっています.これぞ譜面-100号の力.特に後半の長乱打については,前述の通りものすごく遅いのでその中でリズムを一定に保ち続ける良いトレーニングになると同時に,一部交互に見えにくい(実際はちゃんと完全交互で取れる)配置があるため,それに惑わされずに捌ききる力が求められます.

 

 

「☆☆☆☆」:ちゃんと研究してその譜面に慣れないと厳しいが,ちゃんとやると他でも応用が利く

・ダブルラリアットORANGE/niconico&ボーカロイド

☆☆☆であげた時空を超えて久しぶりの強化版が前半で降ってきます.是非そちらに触れた上でこの曲をやってみてください.練習したことが無駄にならないという実感をかなり直感的に理解することができると思います.そしてサビですが,アンサーサウンドとしては4分音符が連続するだけの譜面であり,言ってしまえばイーチスライドの連続でしかありません.しかし軌道が非常に厄介です.なんと手の流れ通りにスライドを処理し続けると途中で100%腕が絡まります.しかも質の悪いことにスライドの始点がもう片方のスライドの終点になっている(CYCLESスライドの内側みたいなやつ)ため,スライドの方向がおかしいことに中々気づきにくいです.よく譜面を研究した上でプレイすることをオススメします.

また,それ以外の部分については,GreeN PLUS登場の新スライドの軌道の厄介さが前面に出ています.この譜面に限った話ではありませんが,特にGreeN PLUS~ORANGE PLUSくらいまでの譜面は,今よりも軌道が複雑であることを積極的に難しさとして利用している譜面が多いです.複雑な軌道のスライドに対して苦手意識がある方は是非しっかり触ってみましょう.

 

・Mysterious Destiny(GreeN/ゲーム&バラエティ

今でこそスライド(+ちょっとブレイク)だけの譜面というのはいくつか例がありますが,この譜面がその最初となります.その少し後のGreeN PLUSにBack 2 Backがリリースされたわけですが,これとBack 2 Backは大きく傾向が異なります.Back 2 Backは厄介な一筆書きと同始点スライドがメインである一方,こちらは直線,外周スライドの厄介さを徹底的に突き詰めた譜面になっています.最近だとsølipsのラスト直前のスライドラッシュ部分で直線スライド,特に斜めの直線スライドの難しさに頭を悩ませている人は多いでしょうが,この時代の譜面は直線スライドによるスライド難が多く存在します.そしてこの曲はそのある意味際たる例ということになります.当然sølipsとこれや他の昔の譜面では密度やスピードが桁違いなのですが,まずは遅い状態でできるように練習してみるのもアリでしょう.

 

エピクロスの虹はもう見えない(Re:MASTER)(ORANGE PLUS(曲登場:GreeN PLUS)/東方Project

隠れたスライド持ち替えの練習譜面です.というかスライド持ち替えがほぼこの譜面の全てです.譜面をご覧になっていただければわかりますが,スライドをなぞるタイミングでホールドが絡むせいでかなり運指に制限がかかり,持ち替えが必須となります.私は昔スライドの持ち替えが本当に苦手だったのですが,この譜面に出会い感動し練習したことにより,持ち替えというテクニックが大好きになりました.この譜面はもはや芸術とも言えるほどホールドによる運指誘導が完璧です.rioNの最高傑作(主観)を是非体感してみてください.

 

 

「☆☆☆☆☆」:マジでむずい.虹レ目指す人には是非挑戦してほしい

・どういうことなの!?(ORANGE PLUS/niconico&ボーカロイド

最近個人的にとても注目している譜面です.ハンドスピードという概念を皆さまご存じですか?恥ずかしながら私もわりと最近ようやく知った概念なのですが,高速で腕を正確に思った位置に動かす力,及びそのスピードのことを指します(したがって速いトリルを長く持続させる力とは別種です).最近の上位は高密度での振り回しが多数飛んできますのでこの力がいかに大切かは恐らく音ゲーマーならば誰しも理解できるでしょう.

さてこの譜面はこのハンドスピードのトレーニングに最適なヘンテコ譜面なのではないかと今私が熱い眼差しを向けています.というのも,ホールドやスライドで片手を拘束し,その間にタップを8分間隔で捌く必要があるのですが,このタップがとにかく遠く,ハンドスピードがないと一瞬で違うところを叩いてしまいミスに直結します.手を出張させたりボタンを1つ以上飛ばして8分音符以上の密度の高いノーツを捌くのは地力がきちんとないとできません.私はハンドスピードが弱いのでこの譜面はかなり苦手です.是非一緒に練習しませんか

 

・腐れ外道とチョコレゐト(maimai PLUS/niconico&ボーカロイド

かつての超人気譜面(だったはず)であり,今ではすっかりおなじみはっぴーのmaimaiデビュー譜面の1つです.特にこれとStreakはお気に入りだったようで,旧筐体時代(確かMURASAKiくらい)これとStreakの1クレ内プレイでアイコンが貰えたはずです(記憶があいまいなので詳しい方いたら教えてください).今ではこの譜面を見たことがないというマイマイマーもいらっしゃるのでしょうか….是非この機会に見てみてほしいです.

さて譜面としては,いわゆる「窓ふき」が有名なのですが,個人的に注目してほしいのは2番のAメロです.ここのホールド複合地帯は一見叩けそうできちんと対処しないととんでもない目を見ることになります.実際運指を研究すると分かるのですが,きちんと交互で処理しようとすると一部腕が交差します.腕の交差はSplash PLUS,UNiVERSEあたりから増えてきている(特にシチミヘルツはよく使いますね)配置であるため,まだ実はあまり使用例が多くありません.是非この曲も使って腕の動かし方のストックを増やしてみてほしいです.

 

・Feel My Fire(maimai PLUS/maimai

真系プレートを詰めた物好きの方ならお分かりでしょうが,とんでもなく難しいです.というか譜面も曲も異質すぎて他に例えられる譜面が思いつきません.はっぴー作なのですが,今のはっぴーとは傾向があまりに違く初見でビックリしたことが今でも忘れられません.この譜面はとにかくタップが大問題です.BPMが遅いことだけが救いなのですが,その配置は常軌を逸しています.ゴリ押しでやるには相当フィジカルがないと難しく,交互で叩こうとしても似た配置がほとんどないため慣れるのが相当に大変です.ではなぜこれを紹介するか.あまりに配置が特殊すぎて,これができたら大抵の配置難乱打はできてしまうという自信をつけることが期待できるからです.実際私も真神を狙う過程でこいつには相当苦戦させられましたが,おかげで対処できるタップが増えたことを間違いなく実感しました.虹レ近辺の方にオススメしたい1品です.

 

〇おわりに

ここのパート最初は入ってなかったんですが,編集してて気づいたので1つだけ.今回の選曲niconicoジャンルからの選曲がかなり多かったなと感じました.ただそれもそのはずmaimaiというゲームは,元々niconico動画の「踊ってみた」から着想を得たゲームであり,maimaiというゲームの初期の頃のコンセプトを最大限生かした譜面がこの頃のボカロジャンルには多いということでもあるのではないでしょうか.残念ながら新筐体への移行とともにそのPV自体が削除されてしまった曲もいくつか存在します.ここで紹介しきれなかった初期の頃のボカロの名譜面が他にもたくさん存在します(ハッピーシンセサイザ,メランコリック,I♡,etc…)が,それでも譜面で踊る,というコンセプトのもと誕生した譜面自体は消えていません.是非歴史を感じるこのタイミングでこそ,こうした譜面に改めて目を向けてほしいなと思いました.少しだらだらした記事となりましたが,これにて以上です.また細かいところは公開後も追記するかもしれませんが,是非他の方のブログにも足を運んでみてください.