【徹底解説】D4DJ Groovy Mix(グルミク)のオプション設定について
こんにちは.いくら~と申します.ブログは初の投稿です.拙い部分もあるかもしれませんがよろしくお願いいたします.
はじめに
先日,ゲキチュウマイ×グルミクのコラボが発表されました.maimaiとグルミクのWメインで活動している音ゲーマーである私にとっては夢のようなコラボであり,急遽ゲキチュウマイプレイヤーに向けてグルミクをプレゼンする動画を作っちゃいました.
その動画の中で,「オプションについては,記事を書いたからそちらを見てくれ」と述べましたが,これがその記事となります.オプションが充実していることもこのゲームのありがたいポイントの1つですが,特に初心者の方には多すぎて何が何やら状態になりかねません.
この記事では,項目ごとに順を追って説明していきます.また,項目ごとに主観に基づき,重要度を3段階で評価しました.まずは★★★の項目から自分にあったものを見つけていくことから始めてみてください.ゲキチュウマイコラボをきっかけにグルミクを始めた方がきちんと楽しめるように,またすでにグルミクを始めている方もオプション設定を見直す機会となるように書いてみました.少々長い記事ですが,是非最後までご覧ください.
なお,この記事はところどころ上記に挙げた私の動画をご覧になっていることを前提の物言いをしています.その点はご了承ください.
まず私の普段のオプションを載せておきます.深く考えない方はこれを丸コピして,そこから適宜修正する,という形でも良いと思います.(なお,このオプションは執筆現在の端末,iPhone XR使用時のものです.iPadなど大きい端末を使っていると最適なものはここから変わるでしょう)
ただし「音ズレ調整」と「判定調整」だけは,ざっくりで良いのでご自分に合ったものにしてください.やり方を超簡単に説明しますと以下の3ステップです.
①「音ズレ調整」を「測定」を使ってアバウトに合わせる
② 1曲決めて(自分が余裕でプレイできる難易度が良い)曲に合わせて プレイ
③ リザルトの「タップタイミング傾向」のグラフやFAST/SLOWの内訳を見て,あまりにFAST/SLOWのどちらかに寄ってたら,「判定調整」をいじる.
この話の詳細は後述します.
さて,ここからは本題の各項目ごとの解説になります.先述したように,重要度を主観に基づき3段階で評価してあります.
レーン設定
長さ(★★★)
動画でも紹介したレーンカバー機能にあたるものです.私は50%にしていますが,これは多分短い方です.70~80%にしている人が多い印象です.画像は50%の場合と100%の場合です.
広さ(★★)
最小80%,最大150%です.画像のようにレーンとレーンの間の間隔が変わります.私は110%です.大事ではありますが,好みで変わりますので正解はないでしょう.
判定ラインの高さ(★)
私はデフォルトで慣れてしまいましたのであまり語れません(この差によるプレイ感覚の違いに詳しい方がいらっしゃったら教えてください).+10と-10の場合を載せておきます.
追記:iPad勢の方は「0だと高すぎる」と言っていました.端末によって調整するのがよいのかもしれません.
濃さ(★★)
音ゲーとしてガチるなら100%推奨.余計な情報をカットできます.
ラインの濃さ(★)
私は0%にしています.デフォルトは90%(画像参照)でレーンごとに線で区切られます.こちらもお好みで.
ノーツ設定
速さ(★★★)
ハイスピはどの音ゲーでも大事です.レーン設定の長さを加味してしっかりと決めてください.一度決めたら基本動かさないことを私は推奨しています.
大きさ(★★)
最小50%,最大200%ですが,画像の通りどちらも極端ですね(50%はまだ使えるかもしれませんが).私は90%で少し小さめ.このくらいがおススメ.
長押しラインの濃さ(★)
100%以外にする必要ないと思います.0%にするとすごいゲームが始まります.
バックスピン明度(★★★)
めちゃくちゃ大事です.しっかりと解説します."アンインストール"という曲の中盤を使って,40%の場合と100%の場合でそれぞれプレイしてみた動画を載せました.比較してみてください.
40%の場合,スクラッチノーツの奥側のノーツが暗く表示されており,スクラッチノーツを叩いた瞬間に奥側のノーツが明るく出現するようになります.100%の場合,この明暗の差は生じません.
このオプションに絶対的な正解はなく,考え方が大きく分けて2つあります.
1つ目は,明暗の差をつけることで,ノーツを処理する順番が分かりやすくなるという考え方です.
この場合は値を下げます.私はこちらの考え方です.さすがに40%だと暗すぎるので,普段は70%にしています.
2つ目は,明暗の差をつけたら急にノーツが現れる感覚になって見づらくなるので,変えない方が良いという考え方です.
こちらを推奨するランカーの方もいます.この場合は100%とします.
恐らくグルミクというゲームをやる際,最も試行錯誤が必要なオプションだと思います.色々試してみてご自分の最適解を見つけてください.
オートプレイ明度(★★)
余程がなければ100%にしてください.値を下げるとオーディエンスモードなどでオート再生する際にノーツが暗くなってしまいます.
判定設定
音ズレ調整/判定調整(★★★)
めちゃくちゃ長くなるので最後に解説しました.そちらをご覧ください.
判定モード(★★★)
「統合」推奨です.公式は「プレイに精度を求める場合は分離がオススメ」と言っていますが,「分離」にするとゲームの難易度が数十倍では済まないレベルで跳ね上がります.すでに「分離」で慣れてしまった,といった場合でない限りは「統合」推奨です.
横幅(★★)
重要ではあるのですが,基本は100%で良いです.(以下難しい話なので興味があれば読んでください)
多分一番わかりにくいオプションです.タップ/ロングノーツが各レーンに降ってくる際,どこまでタップした際の位置のズレを許容するか,に関わるオプションです(と自分は理解しています).画像は横幅100%と50%の場合で,真ん中のタップノーツが反応するエリアのイメージです(内容としては正しいはずです)
このように,このオプションを変更すると,レーンごとに画面を触った時に反応してくれるエリアの広さが変わります.実際,最小の50%でやるとものすごくタップが抜けると思います.なので基本は100%とし,隣接するタップ同士が巻き込んでGOODが多発する,といった場合にのみ少し下げる,という使い方になります.理屈的には使っている端末が小さい時に効果を発揮しそうです.私の端末が(現在)iPhone XRですがデフォルトのままで何も問題ないですので,最近の端末の大きさを考えるならば基本的に気にしなくて良いでしょう.
判定文字の高さ(★)
その名の通り.最小-2.0,最大2.0で比較は以下の通り.お好みで.私は-1.0です.
表示設定(★★)
「同時押し線」のみON,それ以外OFFを推奨.特に小節線は罠です.これもONにしてしまうと,同時押しでないものを同時押しと誤認識してしまうことが多々あると思います.スキル系2つはガチ音ゲーの面では不要です.
演出設定(★)
タップエフェクトはON推奨.ないと判定が少し分かりにくくなります.それ以外はわりとお好みでOKです.邪魔だと感じない程度にエフェクトをかけてみるのもこの手の音ゲーならではの醍醐味でもありますからね.
スキン設定(★★)
ノーツデザイン系は完全に好みですが,色々試して見やすいと思うものを使いましょう.
コンボ位置表示は「判定文字の下」を推奨.同時押しでコンボを切った場合に,どちらのノーツで落としたかが分かる場合があります.
判定文字表示位置は「中央」か「各レーン」かで選択.「中央」は実はテクニカルスコア狙いをする方にオススメ(FAST/SLOWの文字が見やすくなります)
サウンド設定(★★)
ボイスは基本0,楽曲,SEのボリュームはお好みで.動画で触れたタップSEのカスタマイズはここからできます.
スライダーエフェクトですが,私は普段はOFFにしています.ONにするといかにもDJっぽいエフェクトがかかりますが,リズムが分からなくなることがあるかもしれません.お好みで選択して良いと思いますし,曲に応じて切り替えるのもアリです.
LIVE PASS専用設定
FAST/SLOW表示(★★★)
動画でも触れましたが,ご自分の実力,また楽曲難易度によって適宜変えていきましょう.
JUST PERFECT(★★)
ONにすると虹PERFECTになった際,専用の効果音が鳴るのですが,個人的には煩わしいし逆に精度が取りづらいと感じましたので,「SEのみOFF」にしています.「OFF」にすると,リザルト画面で虹PERFECTが表示されなくなります(ただしLIVE PASSが有効である限り,テクニカルスコアの集計自体は常にされています.このため,非表示にして逆算することも可能です).
音ズレ調整/判定調整について
(以下,LIVE PASSで解放される上位のPERFECTのことを虹PERFECT,通常のPERFECT,または虹PERFECTでないPERFECTのことを白PERFECTと呼称します)
動画でも判定調整がゲキチュウマイと同様に2種類あるとお伝えしました.したがって,判定の合わせる手順もゲキチュウマイと基本的に同じです.「音ズレ調整」がゲキチュウマイの判定調整A,「判定調整」がゲキチュウマイの判定調整B,にそれぞれ相当します.つまり前者が音押しした時のズレを調整するもの,後者が目押しした時のズレを調整するものになります(詳しくはたけるんさんがめちゃくちゃ詳しくTwitterにて解説してくれています.そちらをご覧ください).
【ガチで世界で一番分かりやすい判定調整Bの説明】
— たけるん! (@takerun_1224) 2021年10月29日
結局判定調整Bってなに?Aと何が違うんですか?おれはどっち使えばいいんですか?みたいな人が無限にいるので、本当に世界一分かりやすい説明をします。
※あくまで自分の解釈です、間違ってたらごめんね。あとmaiゲキと同じ仕様であること前提
↓
では合わせ方を見ていきます.冒頭にて簡易的な流れは紹介しましたが,ここではより詳しく解説します.以下の手順を踏みます.
①「音ズレ」調整の下にある「測定」をタッチして,リズムに合わせて測定する(目押しはしないこと)
FASTに寄るなら-に,SLOWに寄るなら+に調整する(ここでの調整はざっくりで良いです.何連続ピッタリが出るまで粘る,とか考えなくてOKです)
② 特定の曲を1つ決めてプレイしましょう
いわゆる3600族以外の曲だったり,めちゃめちゃ遅かったりしなければ基本なんでもOKです.
個人的なオススメはHappy Around!のオリジナル曲,"HAPPIEST☆DREAM"(HARD:10+/EXPERT:12+)です.BPM190で非族の中では判定が綺麗な方,少なくとも私はオフセットの極端なズレを感じなかった,HARD,EXPERTともに12分音符,16分音符がほどよく混ざっておりリズムが単調でない,スクラッチやホールドノーツによる譜面巻き戻り・停止が多くない,難しすぎない,解禁不要,と判定調整にピッタリな要素を兼ね備えてます.参考までに.
③ 曲を決めたら,それを「曲に合わせて(≒目押しをなるべく意識せず)」プレイしてください.
プレイ終了後,リザルトで判定の内訳と,「タップタイミング傾向」のグラフを確認します.この時,次のことを確認してください.
ⅰ) GREAT以下,または(LIVE PASSを解放している場合)白PERFECTがご自分の地力を鑑みた時に出過ぎていないか
「自分の地力」というのは,これまでの音ゲーの経験とグルミクへの慣れを総合してご自身で判断してください.判断に困ったら私にリプライを飛ばしていただければ対応できると思います.
ⅱ)「タップタイミング傾向」のグラフを見た時に,FAST/SLOWのどちらかに極端に寄っているか
特に棒グラフの山の中心が真ん中以外にある場合は,判定が正しくない可能性が極めて高いです.(なお,LIVE PASSで解放される,さらに詳細なグラフは参考にするべきではありません.グラフ1本あたりの幅がとんでもなく狭いので逆にあてになりません)
ここまでの手順を踏んだうえで,ⅰとⅱを同時に満たす場合,「判定調整」が合っていないと考えるべきでしょう.値を少しずついじってください.なお,ここが少し不親切なポイントなのですが,ズラす方向が「音ズレ調整」と逆です.FASTが多い場合は+に,SLOWが多い場合は-にそれぞれ調整してください.
以下②と③を繰り返します.あくまでも目標はGREAT以下・白PERFECTの数を減らすことです.グラフの見た目を綺麗にすることが目標ではありませんので,そこは見失わないでくださいね(もちろん,グラフの見た目が綺麗だと気持ち良いのでそれに越したことはありませんが).
このようにして,「判定調整」の値が決まったら,以降は基本そこから動かさないようにしておきましょう(絶対に変えるな,とは申しませんが,変える際は目押しの位置が動くということになりますので慎重に).
そしてある意味最も重要ですが,中級者以下の方は判定を調整することにこだわりすぎないようにしましょう.
白PERFECTは音ゲーの中では広い部類です(許容±50ms.maimaiの通常PERFECTと一緒の広さです).多少判定がズレていても白PERFECTの範囲であれば光ってくれます.少し厳しい言い方になりますが,まずは実力をあげてから細かく調整することを考えましょう.実力が伴わないと本当の意味で自分に合った判定を探すのは難しいのです.「音ズレ調整」と「判定調整」の大体の値を決めたら,その値を信じてしばらくやりこみましょう.実力がきちんと上がった上で,自分の判定に違和感を感じたら,その時はそれぞれの値を見直すべきタイミングである可能性は高いでしょう.
逆に上級者の方(14+↑が結構PFC取れる・テクニカルスコアで1004900↑を狙いたい or 狙える)は,これに従って自分に合った判定を細かく調整する地力があるということにもなります.また,(上記のように曲押しをしている場合)上級者の方は曲に応じて「音ズレ調整」の値を調整することも覚えておきましょう.
例えば"今宵はHalloween Night!"あたりは,(おそらく)いつも通りの感覚でやるとかなりFASTに寄るかと思います.もちろん遅めに叩くことを意識して光るならそれでも良いですが,オフセットが(おそらく)少しズレていますので,音ズレ調整を少し-に寄せる,ということもしてみて良いでしょう.(ただし,基本的には自分の決めた判定の値を信じることが一番重要なことです.これはどの実力帯になっても不変だと思います)
長い記事でしたが以上となります.最後までお読みいただきありがとうございます.質問やコメントございましたらお気軽にお願いします.